グループF:中田の”夏”は終わった!

a0070692_13331671.jpg
【日本-クロアチア戦0-0】
日本、痛い引き分け 決勝T進出厳しく
98年大会より力量落ちる、決定力欠いたクロアチア
試合結果

試合終了。緑の芝生に仰向けに大の字に横たわり、ドイツの青い空を見る中田英寿。”中田の夏は終わった”。

いやー、なんと言ったら良いのかなー。”日本サッカーというものはなかった”というのが、私の正直な感想。結局、この試合で

”中田英寿のワールドカップ人生は終わった。”

これが真実だろう。

まだ可能性がある、最終戦のブラジル戦で勝てば良い、なんて言うのはサッカーの”いろは”も知らない”にわかサッカーファン”の言う事であり、実質的には、クロアチアと日本が敗退した、ということになる。クロアチアは最初のPKをはずしてしまったために敗退が決まったというべきだろう。あれは、川口の好セーブという面もあるが、はずした選手が悪い。

クロアチアは、エースのクラスニッチがフランスのアンリ並みに出来が悪かった。これが日本に幸いした。この試合の柳沢やクラスニッチのような選手を”厄病神”と呼ぶわけだ。両方にお互いに自チームの足を引っ張る厄病神がいたので、引き分けたのだ。もしかつてのシュケルのような選手がクロアチアにいれば、日本は3-0で負けただろう。

柳沢はボールが足につかず、ドリブル突破もボールキープもできず、サンキュウゴールも決められず、なんでこんな選手を使うのか、ジーコの見識を疑う。それほどひどい出来であった。見ていて気の毒になる程、”足に来ていた”。

ここで言う、”足に来ていた”というのは、野球の選手が初めての打席で”緊張のあまり”足ががくがく震えるというように、緊張のあまり足がすくんでうまくボールコントロール出来ない状態のことを意味する。

こういう状態になると、かつてのオフト監督の”ドーハの悲劇”の時の福田(今回、テレビ番組レポーターで参加)のように、自分で自分の足につまずいて転ぶというようなことが起こる。柳沢のプレーは見る者を落胆させるプレーだった。我が家の息子たちもなんでこんな柳沢を使うのか、日本にもっと良い選手いないの?と不思議がっていた。もっともな指摘である。

柳沢の”痛恨のシュートミス”はおそらく性格にもよるが、基本技術をおろそかにしていることの結果だろうと私は見ている。
柳沢:「インサイドでければ違っていたかもしれない。うまくいかなかった」
ふざけるな!と私は言いたい。

あるいは、”私生活の乱れ”のせいだろう。つまり、私生活で”飲酒”しているのだろうという意味である。柳沢の”べたっとした”口元や”でれっとした”目つきには、酒のみの典型的な仕種が出ていて私はまったく好きではない。というのは、そういう習慣は神経系を麻痺させ運動神経を鈍らせるからだ。だから、サッカー選手(やボクサー)は「現役の間は”禁酒禁煙”が必須条件」とされているのである。こうした選手はすぐに老ける。プレーが老けるのが早い。まず、すぐに走れなくなる。そしてボールコントロールが甘くなる。筋力が落ちる。

しかし、柳沢、高原、大久保、小笠原(かつて夜遊び事件を起こした連中や女優やタレント遊びを覚えた連中)は、どうもいつも(毎日)酒を飲んでいるような雰囲気がある。これは早急に禁止すべきことだろうが、こういったことはサッカー以前の問題だが、日本のサッカー選手に欠けているのが、技術うんうん、戦術うんぬんする以前のこういった問題なのである。これは、最近の日本のスポーツマン全体に関わる問題で、サッカーに限らず野球でも何でもそうである。実際、ここ最近の高校野球不祥事の最大の問題は飲酒喫煙なのである。もちろん、”女遊び”もだ。

さて、今後の選手起用の問題は結構面白い問題があるので、ここで議論しておこう。というのは、こういうふうに、未来がだいたい95%が決まってしまった、という場面で、つまり、5%程度の他力本願の予選突破の可能性があるという場合に、最終戦をどうすれば良いのか、という問題である。

こういう場合には、よく高校野球でやるように、白旗を上げあっさり予選敗退を受け入れ、将来のためにこれまで使わなかった選手を使ってみるという方法が1つ。もう1つは、いわゆる”玉砕戦法”で最後まで勝ちにこだわって行くという方法である。

後者は、
「もてる力のすべてをブラジルに」 意気込む日本FW陣
を見れば分かるように、非常に”日本人的メンタリティー”的であり、日本人の心情に合う。

この期に及んでも、柳沢や高原はまだこんなことを言っている。

高原:「持てる力すべてをブラジルにぶつけたい」
柳沢:「もちろん得点も狙うが、ゴールでも反則を受けることでも、チームのためなら何でもやる」

私は、私のいわゆる日本人特有のメンタリティーとは異質の私固有のメンタリティーから、最終戦はまったく別のチームで戦い、将来につなげて欲しいと思っている。それは、中田英寿、中村俊輔を引っ込め、小野を中心としたチームで戦ってみることである。せっかく連れて来た選手全員に良い経験を積ませるべきだと私は考える。フランス大会の時の二の舞いをすべきではない。この時も小野は何分か出場しただけだった。将来に生きるチーム編成すべきである。

そこで私は先発は以下のようにすべきだと思う。

FW:大黒将志(玉田圭司と交代) 巻誠一郎
MF:小野伸二
MF:三都主アレサンドロ(福西崇史と交代) 遠藤保仁 稲本潤一 小笠原満男
DF:中田浩二 坪井慶介 中沢佑二
GK:楢崎正剛(前半)、土肥洋一(後半)

私はワールドユースで準優勝した”小野伸二のチーム”がどこまで通用するかみたいのだ。中田英寿のチームはもう限界だからだ。かつて私が
【301】 中田時代から小野時代到来? 2004/06/02(Wed)
に書いたように、現状では、中田抜きの小野、稲本の中盤がベストであると私は考えている。しかし、ジーコは中田に信頼を置き過ぎた。

果たして最終戦はどうなるか?

おそらく最後まで、「”目先”の勝ちにこだわり将来への”大損”をこく」、のだろう。
[PR]
by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-19 13:33 | WC2006
<< グループF:ブラジル、オースト... グループE:ガーナ初勝利で大混戦に! >>