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神様ジーコ、ついに”切れる”!

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3時開始の試合、ジーコ監督批判 暑さ「選手が犠牲」

神様ジーコ、ついに”切れる”。私もジーコの意見に全く賛成である。

2試合連続日昼3時キックオフに対して、さすがの紳士ジーコもついに苦言を呈した。

「こんな時間にサッカーをやること自体、間違っている。試合時間を遅くすることを提案したい」
「体力的な準備を整えていても、動けなくなるし、ミスが出る。選手は守られていない。彼らが燃え尽きない日程を考えるべきだ」
「サッカーはビジネスになっており、選手が犠牲を払っている」

ちなみに、この記事で「午後3時、6時、9時のキックオフ時間が設定」とあるが、これはすでに欧米はいわゆる”サマータイム”に変わっているので、日本的に言えば、「午後2時、5時、8時のキックオフ時間が設定」という意味である。

日昼2時キックオフのゲームは、もっとも暑い時刻のゲームとなるために、本当にたいへんだ。私もこの1年半高専サッカー指導をしたから分かるが、真夏の2時の試合がどれほど大変かはベンチに座っているコーチや監督ですら”熱中症”になるほどである。高原は血がどろどろになりやすいので下手をすれば突然死しかねない暑さなのである。

”自分のチームは自分が守る。”

ジーコ監督の意見はもっともなことだ。

それにしても、昨今、テレビ・芸能界の”にわかサッカー通”が跋扈(ばっこ)して困る。ちょっとサッカーしたとか、サッカーを知っているとか、高校サッカーで全国大会に出たとかで、”サッカー通の芸能人”を演出する者どもが増えて来て困るという意味だ。

特に、吉本、ナベプロ、ジャニーズなどの芸能人・タレント、あるいは、放送局の”女子アナ”や司会者が、自分の出演料欲しさに日本サッカー代表やワールドカップを自分達の”食い物”にしている観あり、である。本当に見苦しい。

これが嵩じて、

”豪州戦とクロアチア戦は、昨年12月の組み合わせ抽選後に、日本のテレビ局の要望もあり開始時間が変更された。”

のであろう。が、この試合はNHKで放送ができなかった試合、民放(たぶん朝日放送)が”独占”した試合である。

これでは、国内の日本人がサッカー選手の活躍を妨害しているということになる。日本の放送局が、自分たちのメリットを得たいがために、放送時間をずらし、選手に過酷な条件を科し、それでいて選手に好成績を求めるという身勝手なことを行っていることになる。日本の放送局のやっていることは、ホリエモンや村上ファンドのやっていたことと大差なく、同じ穴のむじなである。あなた方にホリエモンや村上ファンドを批判できない。日本の放送局は、本当に選手達の活躍、好成績を見たいのであれば、選手達にとって有利な条件を与えるべきだ。

サッカーは、”にわかサッカー通”が思う程単純なスポーツではない。実に”奥行きが広く深い”ものである。Jリーグの”百年構想”。”スポーツ育成クラブシステム”。”長期的な指導体系”。などなどすべてが順調に育って初めてワールドカップで好成績があげられる。そういうものなのである。

”サッカーを食い物にするものは去れ!”
”サッカーを自分の単なる飯の種にするものは去れ!”

なぜならこうした者どもは本当にはサッカーを愛していないからである。

日本の試合が例え早朝の眠い時間帯にあったとしても、起きて声援を送る。これが本当のサッカーファンである。
by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-20 10:10 | WC2006
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