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ウォーミングアップを見よう!

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いよいよ今夜から準々決勝が始まる。

今回のNHKなどのテレビ番組では、アメリカの放送局とは異なり、試合直前のウォーミングアップシーンが映ることがある。ほんのわずかの時間だが、試合前の直前情報として、今選手達はこんなことをやっています、というような感じでウォーミングアップ中の各国の選手の状況が見られる。

もしテレビでこれを目にできるのであれば、ぜひこの”ウォーミングアップ”シーンを見て、どの国はどんなことをしてウォーミングアップしているかを覚えてほしい。

今回、私は日本代表のアップシーンを見て、非常に驚いた。というのは、日本代表のウォーミングアップは全員がフィールドに散らばって”各人各様”にてんでばらばらに行っていたからだ。

ずっと以前(1年以上前)に、私は「”第31回西日本高校サッカーフェスティバル” 」にこう書いていた。

『(い)もう一つは、これはサッカーの大会をその場で見ない限り絶対に得られないものである。だから、私は本当のサッカーを知りたいのであれば、会場へ出向き、試合前のウォーミングアップ(簡単に”アップ”という)から見ることを勧める。』

『サッカーのうまいチームや強いチームは、やはりアップの時から実にユニークな練習を行う。一方、弱いチームは統率が取れず、試合前に何をやっていいのかも分からない。時にジャージーやユニフォームもバラバラとなる。そしてこれが試合にもろに出る、のである。実際、これほど見事なまでに結果に反映するものはないと私は考えている。

だから、サッカーを本当に知るものは、試合前の相手チームの動きに特に神経を尖らせるのである。おそらくこんなことは素人のあなた方は知る由もない。しかし、これが監督やコーチの”目”であり、”見方”なのである。』

『だから、私は自分のチームの選手に良くこう言うのである。
”サッカーの試合はすでに試合前のアップから始まっている。”』

『こういう私の観点から今回参加したいくつかのチームを観察すると、やはりそこに各チームの”個性”が見事なまでに出ているのである。”声のかけ方”、”号令の仕方”、”コーチや監督に対する態度”、”チームの隊列の取り方”、”パス練習のメニュー”、”アップに要する時間”、”集合と声がかかって集まるまでの時間”、”ストレッチの方法”などなど、すべてにおいてチームによって違っているのである。

もちろん、これと同じことはワールドカップに出る国ごとにも言えるのである。ブラジル式、イギリス式、フランス式、ドイツ式、アルゼンチン式など、各国ごとにアップの仕方が異なる。

これぞサッカーの醍醐味であり、臨場感であるといえるだろう。これこそサッカーの本当の面白さである。いや、ほんとサッカーは奥の深いスポーツだネ。』


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このように、サッカーチームのアップ法は各チームによって異なる。しかし、強豪チームほどこのアップシーンが、スピーディーで隊列が取れて”かっこ良い”のである。

私は試合前のドイツ、イタリア、アルゼンチンなどことある度に注意して見ていたが、私が上に書いた事は全くの事実であった。ドイツ、イタリア、アルゼンチンなどの強豪国のアップ法は非常に素晴らしく、一瞬の無駄もなく行われていた。

ところが、日本代表は、日本語で言う”三々五々”、仲の良い2、3人適当に集まって適当にアップしていたのである。私はこれはいったいどうなっているのか、と本当に驚いたのだ。これこそ、”弱小チーム特有のスタイル”だからである。

一般に”弱小チーム”というのは、監督と選手の間に溝が合ったり、お互いに不信感があったり、選手間に意思疎通が希薄であったりする。その結果として、アップも勝手気ままで、メニューも時間も何もかもがバラバラになるというが普通なのである。監督の指揮はまったく効かず、仲の良い仲間どうしで適当にやるのである。

私が指導する前の阿南高専サッカー部がそうで、試合前のいつ集まるかということすら徹底されていなかったために、中には試合5分前になってやっと会場に来る者までいた。それを試合1時間前に集合、それから50分かけて徐々にアップからパス回し練習まで行って試合10分前にはいつでも試合ができるようにするという方法に変えたのである。こういうことができるようになると、不思議と試合でも好成績を残せるようになったのである。

この観点からすれば、ジーコジャパンは”論外”であった。ド素人レベルのアップ法だったからである。これではゲームに勝てるはずがない。なぜなら、各人各様にアップしているのだから、ある選手は身体が暖まっていつでもOKの状態にあったとしても、別の選手はまだ中途半端な暖まり方で試合最初に非常に動きが悪いという事になるからだ。こんなことまでジーコは”手を抜いていた”のである。これで強豪国に勝てるはずがない。

私の心配どうりにジーコジャパンは敗退した。当然の結果である。サッカーでは、”心掛けの悪いチームは敗退する”からだ。この意味でも、ジーコはド素人だった。

ぜひアップシーンを見てほしい。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-30 21:21 | WC2006

ベスト8決定!

準々決勝まで2日の中日がある。

1ヶ月前の5月22日に私は、「”予想、予想、予想” 」(あるいは、予言適中? )で、全試合の勝者を予想した。予想というものは、当る八卦、当らぬも八卦。あまり当てにはならないものである。

しかし、アジア勢全敗退。ヨーロッパ強豪が生き残るというのは、ほぼ当ったようである。1次リーグで、1位2位の順序が入れ代わったところがあるので、私のベスト8予想と準々決勝予想は、

【準々決勝(私の予想)】
(A)ドイツ一アルゼンチン
(B)イタリア一フランス
(C)イングランド一オランダ
(D)ブラジル一スペイン

であったが、実際にはこうなった。

【準々決勝(実際)】
(A)ドイツ一アルゼンチン
(B)イタリア一ウクライナ
(C)イングランド一ポルトガル
(D)ブラジル一フランス

まあ、ウクライナ、ポルトガルとフランスの部分が違っていただけなので、大筋では当ったと言って良いだろう。

これを見て分かる事は、どの国も”自分のサッカー”というものを確立して持っている国であるということだ。いわゆる”自分達のサッカー”というものを作り上げているということである。

その点、アジア、アフリカの国々は、まだこの粋に達していない。それゆえ、”自分達のサッカー”が出来ずに敗退してしまった、ということとなる。

日本も結局この例にもれず、自国のサッカーができずに敗退したのだ。”金の亡者”で偽物監督ジーコの”つけ刃のサッカー”、”にわか仕込みのサッカー”はすぐに化けの皮が剥がされたのである(もう二度と日本へ来るな、ジーコ! )。

この点、自分のサッカースクールを経営しているような”サッカービジネスマン”は代表監督には向いていなかったのだが、それに気付かなかったサッカー協会に責任がある。日本という弱小国のサッカー監督となれば、自分のビジネスの良い”広告塔”になれるとジーコは”計算”したのだろう。が、ジーコには”広告塔”ではなく、”司令塔”になってもらいたかった。

いかにして自国民に合った”自前のサッカー”を構築するか。

これがこれからの焦点となるが、これはどこかで踏ん切りをつけて判断を下さないといけないことである。

韓国はオランダサッカーを目指すというが、日本はアルゼンチンサッカーを目指すのか、ドイツサッカーをめざすのか、あるいはブラジルサッカーを目指すのか、そういう目標が必要である。あるいは、フランスのように、サッカー移民を受け付けて”フランス傭兵部隊”のように、世界中の難民や貧民の子供を無償でサッカーエリートに育て上げ、移民の子の英雄ジダンのような”魔法の杖”を奏でるサッカーを目指すのか、どこかで日本サッカー界は男らしく決断しなくてはならないのだ。

アレックスのようなブラジル人や諸外国の優秀選手も日本人に帰化させて”外国人傭兵部隊”を作っていくのか、あるいは、世界に伍して戦えるワールドクラスの日本人を育てあげるのか、どちらが良いのだろうか。

実に難しい選択だが、こういったことを本気で考えなくてはならない時期に今の日本サッカーは差し掛かっていると私は思う。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-29 10:59 | WC2006

決勝T第1回戦第8試合:フランス、スペインを一蹴!

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【決勝トーナメント1回戦第8試合】
【H1位スペイン-G2位フランス戦1-3】
フランスMFビエラ、絶妙スルー
アラゴネス監督の「不敗神話」、26戦目で崩れる
試合結果

スペイン、フランスに”名前負け”

というのが、この試合のすべてだろう。実力的には、ほぼ互角かそれ以上に今回のスペインは強かった。しかし、このフランスには、前々回の覇者となった時のジダン、アンリ、マケレレ、チュラム、ヴィエラなどの蒼々たるメンバーがいて、若いスペインはかなり浮き足立った観ありである。


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イングランドやフランスのような熟練チームは、やはりセットプレーで一発逆転を狙う。逆転ゴールのフリーキックは不用意だった。フランスの同点ゴールは、ブラジル同様にオフサイドトラップをかいくぐるスルーパスで決まった。最後のジダンの3点目は、中盤でジダン自らボールを奪い取って左サイドに回り、そこから中央へ切り込んでのシュートというプレーで、ジダンのもっともジダン的な実に美しいプレーだった。これでスペインに止めを刺した。新たなるジダンの”伝説”が生まれた。

ドイツ大会前にフランス人のベンゲル監督が、

”私はフランス人だからフランスがサプライズを起こすのではないかと思っている”

と言っていたが、絶不調の1次リーグをしのぎ、ここに来て、伝説再びという勢いがフランスに出て来たようだ。厚い中盤とジダンの輝きがほとばしり出たナイスゲームであった。

今回は、ヨーロッパ大会なので、ホームのヨーロッパチームがやはり際立って元気である。驚異的なサポーターの応援がそうさせるのだろう。

コンチネンタルサッカーのドイツ。サンバサッカーの王国ブラジル、カテナチオのイタリア、紳士プレーのイングランド、ダイレクトパス回しのサーカスサッカーのアルゼンチンと、強豪国が持ち前のサッカースタイルを変幻自在にあやつって披露しているのが実にうれしい。

いつの日か、日本にも”日本サッカー”なる自前のサッカースタイルが生まれる日が来るのだろうか。そんなことを考えさせられるゲームであった。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-28 16:13 | WC2006

決勝T第1回戦第7試合:ブラジル、ガーナを一蹴!

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【決勝トーナメント1回戦第7試合】
【F1位ブラジル-E2位ガーナ戦3-0】
偉業達成に人懐こい笑み ロナウド、29歳の円熟期
王者に真っ向勝負で散る 初出場で16強のガーナ
試合結果

”現世界王者”vs”若手世界王者”の戦い。

これが、サッカー王国ブラジルとサッカー新興国ガーナのゲームであった。”持ち前のスピード”と”驚異的な身体能力”が持ち味のガーナが、世界ランク1位のブラジルにどこまで通じるかが試合の見どころだった。

結果は、ブラジルの3-0の勝利で、”若い”ガーナを一蹴したのだったが、ガーナの決定的チャンスが幸運に恵まれていれば、2点は入ったかも知れない。

一方、ブラジルのロナウドは、通算15ゴールとなってボンバー(爆撃機)と言われた西ドイツのゲルト・ミュラーの通算14ゴールを初めて抜いた。ペレ、マラドーナなどと並ぶ偉大な選手となった。

ブラジルは、ブラジル独特のスローなリズムでボールを支配して相手のスピードを消し、逆に正確なパスで裏を取って得点をするという攻撃で来たようだ。どのチームもこの戦法の餌食となってしまう。ここが、キーパーやディフェンダーから一気にトップへボールを送るイタリアとは違う、ブラジル独特のところである。ガーナもこれでやられてしまった。

ガーナは、やはりパスしてはトラップ、トラップしてはパスという、ワンクッションおいたパス回しのために、こうした単純な攻撃ではすべてブラジルの選手に読まれてしまう。ここを、メキシコやアルゼンチンのように、早いダイレクトパス交換で崩すという方法に変えないと、強豪国には勝てないだろう。

ところで、この試合の影の功労者は、トップのアドリアーノであった。カカからロナウドへの絶妙なパスをアドリアーノをマークしていたディフェンダーがロナウドにチェックに行けないように完璧にスクリーンしていた。これは、バスケットボールで良く使う方法だが、この”スクリーンプレー”という基本プレーでしっかりロナウドを横でサポートしていたのである。このおかげで、ロナウドはするするとディフェンダーの間を抜けてフリーでキーパーと1対1になれたのである。

この試合の影の功労者のもう1人は、線審だろう。2点目のアドリアーノの得点は明らかにオフサイドであったが、あまりにパスワークとスピーディーな攻撃だったので、線審がフォローできなかったようだ。3点目もオフサイドぎりぎりのプレーだった。

ブラジルは伝統的に早いパス回しでボール支配率で相手を上回って勝つというチームである。ガーナはボール支配率でそのブラジルを上回っていたのだからすごい。末恐ろしいチームである。もしガーナが、ダイレクトパスや横からのセンタリングや速攻などの戦術を覚え、ドイツのようなコンチネンタルサッカーに目覚めたのなら、次回のアフリカ大会ではガーナは優勝候補筆頭に来るチームと言えるだろう。この他にも、カメルーン、ナイジェリアなどもあるので、次回はアフリカチームはとてつもない脅威となるだろう。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-28 15:34 | WC2006

決勝T第1回戦第6試合:ウクライナ競り勝つ!

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【決勝トーナメント1回戦第6試合】
【G1位スイス-H2位ウクライナ戦0-0PK0-3】
大会史上初無失点で敗退 スイス
堅実強運ウクライナ8強
試合結果

シェフチェンコのウクライナ、G1位のスイスにPK戦で競り勝つ。


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”ウクライナ”と名前は変わったものの、これぞ旧ソ連サッカーと言えるかも知れなない。徹底的に”勝負”にこだわる。この試合もウクライナは、フランスと引き分けた強豪スイスと互角以上に戦った。最初はスペインに良いところなく負けたので、1次リーグ突破もできないのでは、という感じだった。しかし、この試合では、オーストラリアと同様に、非常に”指揮のとれた良いチーム”に変身していたから驚く。さすがに、かつてのソ連の英雄、100m10秒台で走ったと言われる、”俊足”ブロヒン監督が率いるウクライナである。

一方、スイスも今大会”無失点”という鉄壁のディフェンスを披露した。本当にここで終わってしまうのは非常に残念なチームである。スイスは今Jリーグが真似をしているという「ストライカープログラム」を作ってここまで成長したらしい。フランスにも互角。どことやっても負けない地力は将来ヨーロッパの脅威となる可能性がある。今後を楽しみにしたい。

しかし、PKを3連続ではずした、というのか、3連続でど真ん中を狙った、というのは、あまりにも正直過ぎた。PKは、左右の可能性に加えて真ん中の3種類の可能性がある。ヨーロッパの選手は意外にも真ん中を狙う人が多い。日本ではゴン中山がこのタイプだ。あまりサイドを狙う技がないので、豪快に真ん中にズドンと蹴るのである。たいていはキーパーは左右のどちらかに飛ぶのでこれでもうまく行くというわけだ。

初出場ベスト8は、審判のヘルプがあったとは言え立派である。

ラッキーウクライナ、恐るべし。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-27 20:06 | WC2006

決勝T第1回戦第5試合:イタリア、OZビーフを食う!

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【決勝トーナメント1回戦第5試合】
【E1位イタリア-F2位オーストラリア戦1-0】
イタリア、PKでオーストラリア破り8強入り W杯
悔やみきれないPK与える 豪、信じられない結末
試合結果

いやー、この試合も”しびれる試合”であった。

前半早々は、イタリアの速攻で一気に3-0になるチャンスがあった。しかし、予選リーグから絶不調のトーニがことごとくミス。そうこうする内にオーストラリアのペースになり、反撃を食らう。しかし一進一退で前半終了。

後半オーストラリアがイタリアのリズムに慣れた頃、イタリアにレッドカード一発退場者が出る。それから一気にオーストラリアペースになる。受けに回ったイタリアは”伝統のカテナチオ”で堅守。このまま行けば、オーストラリアがいつか得点するという時期に、トッティ登場。これで少しイタリアのペースが戻る。後半終了直前にイタリアが最後の攻撃を加える。ゴールの左サイドから突破してゴール前に向かう時にオーストラリアの痛恨のPK。トッティがこれを決めて試合終了。最後の最後にあっという間の決着だった。

”アズーリvsヒディンク監督”というよりは、”サッカールーズvsリッピ監督”という感じ(ちなみに、”アズーリ”はイタリア代表の愛称、”サッカールーズ”はオーストラリア代表の愛称。ついでに”セレソン”はブラジル代表の愛称)。



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断然に優勢になったオーストラリアという巨人”ゴリアテ”をローマ兵がどのようにして退治するかという観あり。最後の最後に、1ローマ兵が1人切り込んでついに巨人”ゴリアテ”に深い傷を負わせ、ローマの王子トッティが巨人に最後の止めを指した。

旧約聖書の「ダビデ王と巨人ゴリアテ」の物語をも彷佛させる試合であった。

名将ヒディンク監督は、優勝候補の大本命の1つのイタリアとここまで良い試合をさせたのだから凄い。強豪イタリアに密着マークでほとんどゲームを作らせなかった。イタリアを実に良く研究していたのではないかと思う。正直、ここまでやるとは思っていなかった。1次リーグでブラジルの次に入るべき好チームであったと言えるだろう。”無脳”で”無策”のジーコジャパンとは大違いだった。

しかし、守りに入ったイタリアは強い。主導権はオーストラリアにありながら、オーストラリアが攻めてを欠くようにうまくコントロールしていた。オーストラリアは、”攻めさせられていた”。

この当りが守備に入るとまったく”受け身”になり、パニックになってしまう日本とは違っていた。それが”攻撃的守備”というものである。一見ずっと攻められっぱなしのようで、決定的場面を作らせない。いつもカウンターアタックを狙っている。そういう守備である。これが最後に出た。やはり最後は”伝統の力”というのだろうか。

ところで、最後のPKは、もしワールドカップがオーストラリアで行われていたなら、逆にシミュレーションのイエローカードが出たかも知れない。やはり、この試合もヨーロッパの大会、イタリアの”ホームゲーム”だった。

”ホームゲームデシジョンに泣いたヒディンク”

ヒディンク対イタリアの因縁の対決は、イタリアに軍配が上がった。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-27 13:21 | WC2006

”ジダンの扉”

ジダンが壊した扉保存へ 独のサッカー競技場

この記事は面白い。

フランスと韓国は、6月18日に1次リーグG組の対戦をドイツ東部ライプチヒのサッカー競技場で行った。試合は1-1で引き分けたが、ジダンは今大会2度目の警告を受けて退場、次の試合は出場停止。

どうやらジダンはこの”警告への不満”を扉にぶつけ、ライプチヒのサッカー競技場のドアを壊したらしい。

ライプチヒのサッカー競技場の関係者は26日までに、この”ジダンが壊した扉”を修理せずに保存することにした、という。

「国際サッカー連盟(FIFA)に弁償してもらおうとも思ったが、熟慮の結果、サッカー史上、最も偉大な選手の1人に蹴られてへこんだ扉は保存することにした」
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-27 09:23 | WC2006

もう二度と日本へ来るな、ジーコ!

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ジーコ監督が退任会見 W杯采配「判断適切だった」


”ジーコよ、20億円返せ!”と私は言いたい。

私は、すでに「ジーコ監督は、「まだ未成熟」! 」に書いたように、ジーコの言う事はもはや何も信じない。信じられない、と言うべきか。欧州のメディアの前と日本のメディアの前と言っている事が180度変わっているからだ。まあ、ジーコは”二枚舌”の人物ということだろう。こういう人でなければ、サッカーをやりながら、サラ金『レイク』のコマーシャルに出るという事はなかろう。

この会見とドイツ大会中のジーコの発言を比べると面白いので、そうした観点からコメントしておこう。

ジーコ:「ワールドカップ(W杯)では成績を残せなかったが、日本は4年間で成長した。レベルがあがったことは胸を張って言える」

コメント:よくも日本人の前でしゃーしゃーとこんなことが言えるものだ。欧州ではジーコはこう言ったという。

「プロ意識、持続力、勝ち抜く精神力に欠けている。何よりも、まだ成熟していない。4年前はそういった不足をホームの利点でカバーした」

ジーコ:「世界の力は伯仲している。大会前に3連勝も3連敗もあるといった。最大限の努力をしたつもりだ」

コメント:3試合すれば、3連勝と3連敗の間にあるのは当たり前だろうが。ジーコよ、お前は日本人をバカにしきっているのか。

ジーコ:「自分が知りうるすべてを使ってチームを導いてきたつもりだ。悔いることも恥じることもない。全身全霊を打ち込めた」

コメント:悪いのは選手であり、日本サッカーの環境であり、自分のせいではないと、あなたはいつもそう言って自分を悪ものにせずに逃げる。それは、小さい頃からサッカーだけして育った”サッカーエリート”の甘えだ。現実に、勝利の前でさじをなげたのはお前だ。

ジーコ:「力のある選手はそろっていた」「安定した力を出せるようになれば本物になる」

コメント:選手達が誰1人自分本来の力を出せなかったのは明白。選手達が安定した力を出せるようにするのが、監督の仕事であり、それが努めだ。それができる監督が本物の監督だ。あなたは偽物だったということだ。

ジーコ:「世界の強豪との差で痛感した点は「体格差」だ。」

コメント:それは、おかしい。アルゼンチン、メキシコ、ポルトガルなど日本より小粒な選手が多くても立派に上位に進出した。体格差は必要だがそれが十分ではない。アルゼンチンのメッシもテベスも160cm台、メキシコの選手達も日本人なみだ。そういうお前も170cm前後のはずだ。ペレもマラドーナもそんなものだった。

ジーコ:「W杯での采配については、自分の判断は適切だった」

コメント:試合に負けたのは、体格差ではなく、戦術や選手起用などサッカーの問題で負けたのだ。お前はそれを認識すべきだ。

ジーコ:「相手監督は背の高い選手を入れて、ロングボールを多用していた。小野を入れたのは、中田英を前に出せるからだ。中村は試合の流れを変えるパスやFKがあるので残した。小野にも中盤でパスを散らして欲しかった。大黒にはこれまで彼に救われた試合があった。特別な指示はしなかった」

コメント:ジーコよ、嘘を言うな。私はこの試合はビデオで何度も見たが、小野も中田も前に行って守らなかった。だから、ディフェンスが駒野1人になり、アロイジに抜き去られて失点したのだ。ケーヒルのシュートもそうだ。だから、小野に前線に上がれと支持したのはお前のはずだ。

ジーコ:「反省点はない。監督はその時点で判断しなければいけない。監督として全権を任された責任もある。選手のせいにしたことはない」

コメント:ジーコよ、嘘をつくな。お前は、欧州でこう言った。「プロ意識、持続力、勝ち抜く精神力に欠けている。何よりも、まだ成熟していない。4年前はそういった不足をホームの利点でカバーした」「(Jリーグの)10年ほどの短い期間で、伝統ある欧州のレベルに持っていくのは無理」。もし選手のせいにしていないというのであれば、だれのせいか?日本人のせいということか。また、自分の失敗に反省がなければ進歩はない。いつもお前はそうやって逃げる悪い癖がある。早く直すべきだ。

ジーコ:「日本選手がどんな強い相手にも劣等感を持たないでプレーできるように、自信を与えた」

コメント:今度のドイツ大会で逆に日本選手に大きな”心のダメージ”や”劣等感”を与えたのはお前だ。この傷は将来に響き、前回大会までの日本人の自信を見事に打ち砕いた。この責任はお前にあり実に重い。

ジーコ:「残念だ。決勝トーナメントに出るチームとは明らかに差があった。経験豊富な監督の下でも体格差があると強くならない」

コメント:ジーコよ、嘘をつくな。私はこれまでの全試合を見て来た。韓国は、紙一枚の差でトーナメント進出を逃しただけだ。審判のヨーロッパびいきのために負けたに過ぎない。他の多くの国々も、白人国家、ヨーロッパ中心主義者が審判に混じっていたために負けたのだ。お前はまだ全部試合を見ていないはずだ。

ジーコ:「(高さで競り合うような)FK、CKを相手に与えないようにしてきた。豪州戦では、ロングボールを繰り返されて穴ができて点を取られた。体格の問題は克服すべきだ」

コメント:ジーコよ、問題を摺り替えるな。ヘディングはポジション取りやタイミングで幾らでも勝てる。日本は体格差で負けたのではない。サッカーの質が低く、運動量やスピードがなくて負けたのだ。それは、身体の小さなメキシコやエクアドルやアルゼンチンが証明したはずだ。日本サッカーを”スペクタクルなサッカー”に仕上げられなかったのは、お前のせいだ。百歩譲って体格差の問題が事実だとしよう。しかし、日本には、平山、掘越など190cmを超える若手もいる。そういった大型選手を選ばなかったのは、お前だろ。

こんなわけで、すべての責任はジーコ、お前にあるのだよ!
もう二度と日本へ来るな、ジーコ! お前の顔は見たくない!
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-26 22:35 | WC2006

ワールドカップのジョーク

笑いは百薬之長。以下はジョーク。笑うことが肝心。

【ブラッター会長の口が滑った】

ワールドカップ・ドイツ大会のパーティーは、サッカーの話題で盛り上がっていた。
会場にはたくさんの昔の有名プレーヤーもいたのだが、FIFAのブラッター会長は、
酒を飲んで良い調子となり、思わずこんなことを口走ってしまった。

『サッカーには有名選手がたくさんいる。
それぞれに特徴があり、たいへん個性的だ。
ペレはサッカーが大好き。
ジョージ・ベストは酒が大好き。
マラドーナは薬が大好き。
ジーコはお金が大好き。
ベッケンバウワーは女が大好き。
そして、わしは地位が大好き。』

会場でそれを聞いた人々は笑うに笑えなかったとか。



【日本サッカー協会の検定テスト】

日本サッカー協会は、サッカー人気を高めるべく、ある作戦に出た。
サッカー協会公認の「サッカー常識検定テスト」を行い、サッカー
ファンに公式な資格を認定しようというのである。

この問題集にはこんな問題が載っているとか。

問題1:次のリズムの国歌を持つ国はどこか。
(ア)”ラーーララーラーラーラーラララー ラッラーラーラーラッラララーー”
(イ)”タタ タッター タッター タータタ タタタタッター タータターー”
(ウ)”チャチャ チャッチャッチャッチャッチャーチャチャー”
(エ)”ターターターターターターター ターターター ターターターター”
(オ)”ラーラーラーラーララー ラーラーラーラーララー”

問題2:次のリズムの応援歌を持つ国はどこか。
(ア)”ターターーーターターーーー タターーータターーー”
(イ)”タータタタタタ タタンタ タンタン”
(ウ)”ターーーターターターー ターーーターターターー”
(エ)”タータータータター ターターターター”
(オ)”ターーーターーターーーターー ターータタターーー”

ちなみに、
問題1答え:(ア)ドイツ、(イ)フランス、(ウ)メキシコ、(エ)日本、(オ)イングランド。
問題2答え:(ア)イングランド、(イ)韓国、(ウ)オランダ、(エ)アルゼンチン、(オ)ドイツ。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-26 16:57 | WC2006

決勝T第1回戦第4試合:ポルトガル-オランダ戦争!

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【決勝トーナメント1回戦第4試合】
【D1位ポルトガル-C2位オランダ戦1-0】
史上最多4人退場 オランダ監督「主審が試合台無しに」
ポルトガル、終盤DFに5人並べ逃げ切る
試合結果

今や”サッカー後進国”のロシア、ロシアの主審がこの試合を台無しにした、とは、オランダのファン・バステン監督の談。

合計16枚のイエローカード。4つのレッドカード。負傷退場者も多く、クリスチャン・ロナウドも負傷退場した。これぞ”ワールドカップサッカー”、”死闘”というのか、まさに”戦闘”風景さながらであった。


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日本人の我々には、ポルトガルとオランダの国民性の違いや文化や歴史の違いはあまり分からない。しかし、この試合を見る限り、ポルトガルとオランダはサッカーを超えて何か仲が悪いのではないか、という気にすら思えてくる。それほどまでに”激しい”試合であった。

1次リーグ予選で私は「グループC:アルゼンチンのメッシ初登場!」でこう書いていた。

『また”オランダ人特有の行動”もあった。南アフリカ共和国が、長らく人種隔離政策を行ってきたが、この国の白人はほとんどがオランダ出身である。このオランダ人が、原住民である黒人に対して白人優位で非常に”高圧的”かつ”傲慢”な態度を取ってきたことは有名である。実は、こういった国民性がオランダのサッカーにも出るのである。

それは、相手に対して”高圧的に罵る”ということである。熱くなりカッカするとオランダ人は相手に食ってかかる、という特徴がある。そして逆に相手が切れて報復すると大袈裟に倒れて相手を退場に持ち込む。こういう手段を伝統的に良く使う。アメリカ大会の時のオランダ一アルゼンチン戦で、オランダの背の高いゴールキーパーがエースのオルテガに頭の上からしつこく罵ってオルテガが怒って頭突きをし一発退場となったことがある。この時と同じように相手に食ってかかり、口で罵るというのをオランダ人は実に良くやるのである。この試合でもこれをやっていた。

この”カッカする”という気性がなければ、オランダはもっと早い時期にワールドカップ優勝したのではなかろうか。どうもカッカしてみすみすチャンスを失うという傾向がオランダにはあるように見える。』

この試合は、まさに”私の分析が正しい”ことを証明してくれたようなものだ。


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1400年代の大航海時代に、一番最初に7つの海を超えて世界に出て行ったのは、ポルトガル人であった。ポルトガル人はアフリカやアラブに近いせいか、比較的人種的に寛容なところがあり、世界中のどこへ行っても現地人の女性が好きだった。だから、そこら中で交配して子孫を残した。

一番有名なのがブラジルである。ブラジル人は、ポルトガル人と奴隷制度で拉致されたアフリカの黒人、そしてもともと南米にいたモンゴル系のインディオとの混血である。だから、ブラジルの母国語はポルトガル語であり、ブラジル人の顔つき、体つきも比較的小柄な西洋人のポルトガル人に似ている。アメリカのハワイも一番最初に来たのはポルトガル人だったという。日本へもそうで種子島にやって来た。

その次に世界に渡ったのが、”無敵艦隊”のスペイン人であった。無敵艦隊とは、まだ蒸気機関がイギリスで発明される前の帆船技術の粋を尽した艦隊のことで、世界最強であった。スペインは、メキシコ、アルゼンチンなどなど、ポルトガルが食い残した場所をどんどん植民地化した。北米アメリカももともとはスペインの領土であった。

このスペインは、7つの海を支配し、世界中を支配しただけでなく、ヨーロッパ全土も支配統治していたのである。これがスペイン帝国であった。

このスペイン大帝国にヨーロッパでしぶとくゲリラ戦法で植民地化に抵抗して来たのが、オレンジ公のオランダであった。

このオランダと同盟したのが、イギリスであった。英蘭は、”海賊組合(ユニオン・ジャック)”を作り、ポルトガルやスペイン艦隊をことごとく海賊戦法で乗っ取っていった。そこにイギリスで蒸気機関が発明され、船にも応用されるようになり、帆船からなる”スペインの無敵艦隊”時代から”イギリスの黒船”時代へと制海圏は移っていった。そして、ついに”スペイン継承戦争”(本当の意味の、第一次世界大戦)が起こり、スペインはこれに敗北。英米の”黒船時代”に移る。

7つの海を蒸気機関の黒船で支配したオランダとイギリスは、スペイン帝国のもっていた植民地をどんどん根こそぎして行った。そして北米はイギリスのものとなった。

しかし、どういうわけか、北欧のバイキング、俗に言う、アングロサクソン、あるいは金髪碧眼のアーリア系人種は、現地人との交配を嫌う性質があり、ほとんど現地人の女性たちとは交わらなかったようだ。

一般に色の白い人は、背が高くて、人見知りが激しく、内気で神経質でアレルギーになりやすく、免疫系が弱い。一方、色黒の人は小柄で人懐っこく、好奇心があり、開放的で免疫系が強い、ということが科学的に知られている。このことが原因したのかどうかは分からないが、北欧の白人は植民地支配しても現地人と交わらず、いわゆる”白人至上主義”を生んだ。

この意味では、南アメリカに進出したオランダ人、北米に進出したイギリス人、オーストラリアやニュージーランドに進出したイギリス人などみな、もともとは人種差別の国、”白人至上主義”の国である。

ワールドカップサッカーを見ると、西洋のこの植民地支配の歴史と重なって何か実に面白いと私はいつも思う。

中南米は、スペインやポルトガルの移住者や子孫の国。北米やオーストラリアは、イギリスやオランダなどのヨーロッパの白人の移住者や子孫の国。アフリカは、フランス人の移住者や子孫の国。こうした国々がサッカーというスポーツを通じて戦う。したがって、その昔の”怨念”や”復讐心”は芽生えるのだ。

ポルトガルやスペインを目の敵にした北欧の人々。オランダのオレンジ公ウィリアムは、スペイン・ポルトガルなどラテン系をひどく嫌った。

こんな西洋史の宿敵どうし、”仇同士の戦い”なのだから、それはもう激しくなるのはしかたない。”先祖の恨み末代まで”というのは、今も現実に存在する。

こういったことを考えさせる試合であった。まさしく”スペイン継承戦争”を思わせる”死闘”であった。正直、死人が出なくて良かった。良かった。


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ところで、サッカーの試合そのものは、”ワールドカップ優勝請負人”のフェリペ・スコラリ監督の”注文通り”の試合運びとなった。この意味で、フェリペ・スコラリ監督は、実に賢いようだ。この試合の真の英雄は、オランダのスピードランナーのロッペンを封じ込めた黒人選手のミゲルだろう。俊足ロッペンに全く負けなかった。1試合ごとにポジション配備や選手起用を変えるのがフェリペ・スコラリ監督の作戦であり、知将ぶりを示している。これが監督経験というもので、ジーコにはない才能であった。ジーコもフェリペ・スコラリ監督に弟子入りして勉強しない限り、どこで監督をしてもまた失敗するだろう。
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by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-26 13:44 | WC2006