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決勝T第1回戦第1試合:ドイツ、スウェーデン一蹴!

決勝T第1回戦第1試合:ドイツ、スウェーデン一蹴!_a0070692_13195024.jpg【決勝トーナメント1回戦第1試合】
【A1位ドイツ-B2位スウェーデン戦2-0】
ドイツ、8強一番乗り 2-0でスウェーデン下す
12分で2失点、退場、PKミス⋯スウェーデン悪夢
試合結果

いよいよ今日から決勝トーナメントが始まった。初戦はドイツ-スウェーデン。

いやー、ドイツが勝ったとはいえ壮絶な試合だった。

序盤、スウェーデンはドイツの先制攻撃に受け身になってしまった。中央突破をまともに食らった。

1発目は、クローゼへのパスをクローゼがディフェンダーの間を突破するが、キーパーが跳ね返したリバウンドボールを21歳のポドルスキーが詰めて得点。

2発目は、やはりクローゼへのパスをクローゼが左へ切り込みディフェンダー3人を引き連れてその右の空いたスペースにクロスして走り込んだポドルスキーにショートパス、それを中央から得点。

ところで、昨年、滋賀の野洲高校が、”高校サッカーに革命を!”や”セクシーサッカー”なる標語を掲げて日本の高校チャンピオンになったが、その”野洲高校が真似た”というが、このドイツサッカーであった。まさに高校サッカーで野洲高校がやっているような、ヒールパスのプレー、左右のロングパスからの展開、高速ドリブル、スライディングシュート、スライディングタックルのオンパレードであった。きっと野洲高校の選手達は一層大喜びしていることだろう。”生きた教科書”だからだ。ぜひ日本のサッカー少年達はこのドイツサッカーの真似をしてほしいところ。

前半は、あと何点入るのか、という展開であったが、ドイツがハードアタックや汚いプレーをくり返していたので、比較的紳士的に入ったスウェーデンも徐々に熱くなってきた。前半後半にルチッチが2枚目のイエローカードで退場したのが痛かった。ルチッチは、クローゼをマークしていたが、つききれずに失点してしまった。

特に後半からスウェーデンが、報復的プレーでハードタックル、ハードチャージをくり返し、バラック、シュバインヒタイガーなど、もろにぶっ潰しに来た。次第に1人少ないスウェーデンのペースになり、PKをもらったが、これをラーションが見事にはずして万事休す。流れが再びドイツに移って試合終了。

この試合の主審はブラジル人とのこと。最初は少しドイツよりかなと見ていたが、次第に何となくこの主審の目論みが見えて来た。たぶん、ドイツよりにジャッジすることにより、スウェーデンの選手が熱くなり、スウェーデンの選手がより一層激しくドイツの選手に体当たりするようになる。そしてドイツの主力メンバーに怪我人が出れば儲けもの。おそらくこんな感じのゲーム運営であった。実際、後ろからの”汚い”ハードアタックにはほとんどイエローカードが出なかった。

審判も人の子、そうやって自国が少しでも有利となるように苦心しているということだろう。審判に言わせれば、”お互い様”という事なのかも知れない。
by Kazumoto_Iguchi | 2006-06-25 13:20 | WC2006
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